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夜儺追神事は最近まで知りませんでした
元神男の方に夜儺追神事のことを聞き
ぜひ参加してみたいと思い行ってきました!
夜儺追神事は夜の3時から行われます
3時前になったら儺追殿に神男が出てきました
座るのも大変そうです・・・
と思っていたら鉄鉾会(歴代神男)の方が
神男のおでこのガーゼをビリッと剥がしました
痛そう・・・鉄鉾会さんたちは笑っています
もう和やかな雰囲気でした☺️
元神男の方もいらっしゃったので記念撮影!
神男はまだ一人で歩けない状態。。。
鉄鉾会の方々に支えられながら本殿に移動します
まずは本殿でお参り
その後庁舎に移り夜儺追神事が行われます
夜の3時にもかかわらず、多くの方が集まってらっしゃいました
まず、降神の儀が行われました
私の感覚では3柱降りてきたと思います
ご祈祷が終わった後
昇神の儀が行われ神様は帰っていきました
その後、神男に厄災を封じ込めたと言われる真っ黒な土餅を背負わせ
御神宝の大鳴鈴をつけて庁舎を3周します
そして神男は走り去っていくのですが周りの人は
桃と柳の小枝で作られたつぶてを投げて追い立てます
この後、追い出された神男は家路につく途中、土餅を捨てます。
この土餅は神職の方々がどこかに埋めるそうですが
埋めることによって世に生じた悪い事を土に還し、国土の平穏を保つのだそうです。
埋められた土餅は来年のつぶてになるそうです
これが1200年ほど続いてきた神事の本質です
一人の男が皆さんの難を背負って
命をかけて皆さんの平穏のために神事に臨むんです
地域の幸せのために命をかけるなんて
なんて日本的な精神なんだろうと感動しました
奇祭と言われるはだか祭でしたが
こんな深い本質があったんですね